2024.01.16 更新
2023年 河川情報取扱技術研修結果
2023年(第29回)河川情報取扱技術研修の開催報告
一般財団法人河川情報センターは、2023年11月6日(月)~12月6日(水)にわたりWebオンデマンド方式にて「2023年(第29回)河川情報取扱技術研修」を開催いたしました。Webオンデマンド方式は、YouTubeを利用しており、開催期間中いつでも受講可能です。
本研修は、河川情報の基礎となる降水量・河川水位・流量観測や、河川情報活用に関する最新の知見・技術を身につけることを目的としており、国、地方自治体や民間企業などから529名に参加いただきました。なお、本研修は(公社)土木学会のCPDプログラム、(一社)全国測量設計業協会連合会の設計CPDの単位認定の対象となっています。
本研修は、河川情報の基礎となる降水量・河川水位・流量観測や、河川情報活用に関する最新の知見・技術を身につけることを目的としており、国、地方自治体や民間企業などから529名に参加いただきました。なお、本研修は(公社)土木学会のCPDプログラム、(一社)全国測量設計業協会連合会の設計CPDの単位認定の対象となっています。
■ 研修内容
激甚化する水害への備え~河川情報と防災~ 開講の挨拶及び、河川情報の防災への利活用について説明 |
(一財)河川情報センター 理事長 池内 幸司 |
国土交通省の河川情報施策 近年の災害の状況と今後の防災・減災対策を踏まえた河川情報の提供、防災・減災分野での新技術の活用(DX)等の取り組みについて説明 |
国⼟交通省 水管理・国土保全局 河川情報企画室長 藤田 士郎 |
河川の戦略的維持管理について 河川の維持管理に関する最近の取り組みについて説明 |
国⼟交通省 水管理・国土保全局 河川保全企画室長 尾松 智 |
水文観測の基礎と河川情報の活用 水文観測に関する基礎的な知識と、川の防災情報等の河川情報提供システムの活用方法について説明 |
(一財)河川情報センター 河川情報研究所 副所長 田所 正 |
洪水予測と水害リスクライン 洪水予測と水害リスクラインについて説明 |
(一財)河川情報センター 研究第3部長 船橋 昇治 |
非接触型流速計測法の現場実装に向けた取り組み 非接触型流速計測法の現場実装に向けた取り組みについて説明 |
(一財)河川情報センター 研究第2部 主任研究員 本永 良樹 |
ドローンによる水上・水中の河床材料の計測技術、マルチスペクトルカメラによる非接触濁水計測技術 ドローンによる水上・水中の河床材料の計測技術、マルチスペクトルカメラによる非接触濁水計測技術について説明 |
高知工業高等専門学校 ソーシャルデザイン工学科 岡田 将治 |
■ 参加者のご意見
・難しそうな講義かと思いましたがわかりやすかったです。
・普段知りえない技術を学ぶことが出来た。
・最新の河川における取組や研究を知ることが出来た。
・ここ数年は激甚な水害が、全国各地で起こっている。毎年参加しているが、常に情報をブラッシュアップすることができ、とても参考になっている。
・自分のしている仕事が、どのように世の中へ還元されているのかが、広い目線で理解できた。
・水害リスクラインの作成方法や川の防災情報の使用方法をここまで詳しく聞いたことはなかった。どの資料も写真や図が多く、理解しやすかった。