トップページなるほど川の豆知識実務技術者のためのレーダ雨量計講座(平成22年2月更新)
その他のレーダ雨量計関連技術
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その他のレーダ雨量計関連技術
 
 1.二重偏波レーダ雨量計
(1)二重偏波レーダ雨量計による観測

 二重偏波レーダ雨量計により観測を行う場合、水平と垂直の2種類の電波を発射し、それらのレーダ反射因子の差ZDRから得られる、雨滴の粒径分布の違いによる情報を用いて、雨量強度を求めます。

計算式
 
 現在、九州地方整備局の釈迦岳レーダ雨量計と国見山レーダ雨量計が二重偏波機能を備えています。

二重偏波レーダによる観測イメージ
 
【図40】 二重偏波レーダによる観測イメージ(ZDRにより雨粒の扁平度がわかります)
 
(2)コヒーレント二重偏波レーダ雨量計

 コヒーレント二重偏波レーダは、水平偏波及び垂直偏波の位相差を用いて降雨の強さを観測するレーダです。
 位相情報は電力値の変化には関係せず、雨滴の粒径分布による影響、および降雨減衰の影響をほとんど受けないので、定量観測に向いています。
 今後、レーダ雨量計の定量観測精度を高めるために有効な技術であることが期待されています。

 
 2.ドップラーレーダ
 ドップラーレーダとは、ドップラー効果を利用して雨滴がレーダから遠ざかる、あるいは近づくという雨滴の移動速度を観測することが可能なレーダです。
 現在、近畿地方整備局の深山レーダ雨量計がドップラー機能を備えています。

ドップラーレーダによる観測イメージ
 
【図41】 ドップラーレーダによる観測イメージ
(fd:ドップラー周波数、fo:送信周波数、fr:受信周波数、V:ドップラー速度)


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