トップページなるほど川の豆知識実務技術者のためのレーダ雨量計講座(平成22年2月更新)
レーダ雨量計全国合成システム(特許取得済)の概要
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レーダ雨量計全国合成システム(特許取得済)の概要
 全国26基のレーダ雨量計の雨量観測結果は、それぞれの解析処理局で仰角合成を行った後、全国合成処理局に送られ、最適な観測精度を得るための合成ルールに基づいて合成を行い、時々刻々、地上雨量による補正を行なった合成レーダ雨量として配信されます。

 
 1.均質化補正
 レーダ雨量計毎に仰角合成された個々のレーダ雨量計の降雨観測値を均質化し、連続的に合成を行うため、遮蔽補正、距離補正、一様補正を行います。

 
 2.レーダ雨量計の全国合成ルール
 レーダ雨量計の全国合成は、国土地理院の第3次地域区画(約1km×1km)ごとに、当該メッシュのレーダ雨量としてどのレーダ雨量計の観測値を用いるかの対応関係を作ることです。
 合成テーブルは、当該メッシュに対応する複数のレーダ雨量計の観測値を、精度の高いものから順に採用することを基本としています。

 
 3.地上雨量によるメッシュ補正
 レーダ雨量の定量的精度を高めるため、レーダ雨量計の全国合成を行った後に、第3次地域区画のメッシュ毎に地上雨量を用いてレーダ雨量のメッシュ補正を行います。レーダ雨量計全国合成システムでは、ダイナミックウィンドウ法((財)河川情報センターが開発したレーダ雨量補正手法の一つ)を用いて、10分毎にメッシュ補正を行っています。

 
 4.新しいレーダ雨量合成結果
 図24の上の図が従来の合成方法によるレーダ雨量画面、下の図が新しい合成方法によるレーダ雨量画面例です。従来の合成方法では、山岳による遮蔽の影響や(左端レーダ雨量計の北方向)、2つのレーダ雨量計の合成境界に大きな段差が見られます。
 新しい合成レーダ雨量は、雨量表示が連続的になり、遮蔽域の雨量表示も適正になるなど、定量的に精度の高い結果が得られています。
 
合成データ画面例
【図24】 合成データ画面例(中国・四国地方)
(左:従来の合成手法による合成レーダ画面、右:新しい合成手法による合成レーダ画面)

ーダ雨量と地上雨量の対比(事例:4地点)
【図25】 レーダ雨量と地上雨量の対比(事例:4地点)


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