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平成29年度 災害危機管理研修の報告
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平成29年度 災害危機管理研修の報告
 平成29年度の災害危機管理研修は全国の自治体等から15名の参加を得て、11月15日(水)〜17日(金)に実施しました。
講義 図上訓練
講義  図上訓練 

 ■プログラム (敬称略)

<講義>
○「水防行政の最近の取組みについて」
国土交通省水管理・国土保全局 河川環境課 水防企画室長 西澤賢太郎
 水防法の概要やその改正経緯、水防災意識社会再構築に向けた取り組みとして「逃げ遅れゼロ」実現のための多様な関係者の連携体制の構築や「社会経済被害の最小化」のための既存資源の最大活用など、水防行政の最新の取組みについてご講義いただきました。
○「避難勧告等に関するガイドライン及び洪水・高潮氾濫からの大規模・広域避難について」
内閣府 政策統括官(防災担当)付参事官(調査・企画担当)付企画官 高橋伸輔
 避難行動の考え方やあらかじめ避難すべきエリア・タイミング、とるべき避難行動を災害ごとに明確にしておく必要があるという基本についてご講義いただいた他、避難勧告に関する過去の検討経緯やガイドラインの改定及び洪水や高潮氾濫からの大規模・広域避難についての考え方についてご講義いただきました。
○「水害の現場から対応策やその取り組み状況」 岩手県岩泉町 総務課総務文書室長 佐々木久幸
 平成28年8月の台風10号における、時間経過に伴う町対策本部の詳細な対応状況及び時系列的な課題抽出とそれらに対する経験に基づいた必要な取組についてご講義いただきました。
○「陸上自衛隊の災害派遣について」 陸上自衛隊 第一師団司令部 第三部長 森下浩充
 最近の自衛隊の災害派遣の事例を交えながら、災害時における自衛隊の役割や災害派遣活動についてご講義いただきました。
○「災害報道と広報対応」 NHK報道局 災害・気象センター長 橋爪尚泰
 災害報道の重要さや情報を入手する体制や発信方法、「いつもとの違い」を伝えるための方策など、災害を自分のことと捉え、いかに発信するかという工夫を重ねていくことが大切である点や、行政とメディアの連携が重要であることなどをご講義いただきました。
○「災害危機管理と訓練」 帝京大学 名誉教授 志方俊之
 日本の災害危機管理の第一人者である講師が「災害危機管理とは何か」をわかりやすく解説し、訓練の必要性を説き、ロールプレイング法による災害対策本部運営訓練の訓練実技の指導も行っていただきました。

<図上訓練(実技)>
 図上訓練はロールプレイング方式で行われ、参加者は自治体の災害対策本部の役割で、高知県を流れる仁淀川の増水時における対応を訓練しました。受講者はシナリオを事前に知らされず、時刻の経過とともに明らかになる大規模な洪水氾濫の状況の下、災害対処活動を体験しました。災害対策本部の情報管理には、当センターが開発した「危機管理支援システム」を使用して、情報の共有化を図りながら演習を行いました。

<災害時想定行動の討論>
 図上訓練終了後、受講者全員で災害対処活動を振り返り、「状況把握・情報整理・情報共有について」及び「避難勧告等の判断・広報について」の2つのテーマについて、今後の防災活動に活用するための討論を行いました。

 ■タイムテーブル (敬称略)

平成29年度 災害危機管理研修日程


※図をクリックすると拡大表示されます

 ■参加者内訳

 平成29年度の研修参加者15名の内訳は、国職員2名、都道府県職員1名、市区町村職員12名でした。



分  類 参加者所属機関名  ※順不同
 国  中国地方整備局、国土地理院
 都道府県  福島県
 市区町村  宮城県仙台市
 埼玉県和光市、埼玉県戸田市
 神奈川県横浜市、神奈川県川崎市
 山梨県甲府市
 愛知県名古屋市(2)、愛知県愛西市
 三重県四日市市
 高知県高知市
 大分県杵築市

 ■ アンケート結果

1.全般的な評価
 ◇ 研修に参加して得るところがあった 100%
 ◇ 研修の期間について大体良い 100%
 ◇ 研修時期について適当である 93%
 ◇ 研修カリキュラムについて今のままでよい 93%
 ◇ 研修に参加して全般的に感じたこと
   イ.災害時の危機管理に役立つ 100%
   ロ.日頃の問題点や疑問点の解決に役立つ 100%
   ハ.研修で理解習得できたものを活用したい 100%
   ニ.今後の自己啓発の動機付けとなる 100%
   ホ.受講者相互の交流が深められた 85%
   ヘ.今後もセンターの研修に参加したい 100%

2.図上訓練についての評価
 ◇ 演習編成は適切だった 80%
 ◇ 演習内容は容易に理解できた 87%
 ◇ 演習時の状況付与は適切に実施された 87%
 ◇ 演習時の情報交換は適切に実施された 29%
 ◇ 演習時に組織的に活動することができた 93%
 ◇ 地方自治体においてこの種の演習を実施する必要がある 100%
 ◇ 演習で配布された資料は役立つ 100%

 ■ 参加者の声(アンケート)

◆ 本研修を通じて最も有意義であったこと
1
リアルな状況で実災害の流れに近い形で訓練できたこと
今後の災害対応にも役立つ
他の自治体の防災担当の方と知り合えたことも財産となった
2
図上訓練及び討論会が有意義であった
3
訓練がリアルでよかった
4
情報共有に関する悩みは他自治体でも同じだと感じたこと
ロールプレイングの訓練を実施するときは、ルールやシナリオを深く検討して作りこんでおくことが必要であると感じた
5
大規模災害時の災対本部を疑似体験することで、発災時の状況をイメージすることができた
6
町がどのような体制で災害対応するのかを把握できてよかった
7
平素、接することができない他機関の人と接し、演習できたこと
8
図上訓練が本当に有意義だった
9
臨場感と即時での判断力の育成
情報収捨と本部に上げるタイミング
10
自身のやるべき行動を想定しつつ、対応にあたる行為を再確認できたこと
11
見えない課題に対応することは大変有意義である
12
庁内及び担当の体制、発災時に使用するツールが不十分であるとわかったところ
13
図上訓練は実になった
14
経験したことがない立場でやれたこと
15
図上訓練において、全体の雰囲気がわかったこと


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