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平成24年度 災害危機管理研修の報告
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平成24年度 災害危機管理研修の報告
 大規模な風水害や地震等の自然災害時においては、防災関係者の迅速かつ適確な災害対処活動が地域の被害最小化につながります。しかしながら、災害対処活動は突然かつ緊急に行わなければならないため、そうした危機的事態に日頃から備えておくことが重要です。
 本研修では、大規模災害を経験した専門家による講義、ロールプレイング方式の図上訓練、災害想定行動に関する討論を通じて、危機管理能力の向上をサポートしました。
講義 図上訓練
講義  図上訓練 
図上訓練 討論
図上訓練 討論

 ■ プログラム (敬称略)

<講義>(座学)  ※敬称略
○「平成22年台風9号の豪雨災害の対応 住民の負傷者ゼロの要因」 静岡県小山町 危機管理監 新井昇
 平成22年台風9号で大きな災害を受けた自治体の危機管理について、災害経験から得た教訓、災害時における状況や対応について、第1線で中心的役割を果たした講師が、貴重な体験を講義しました。(家屋の流失など多くの被害を受けたにもかかわらず、負傷者がゼロであった訳は?)
○「「東日本大震災」災害派遣で見えたもの」 陸上自衛隊 第1師団司令部 第三部長 松尾幸成
 災害時に自衛隊はどのように動くのか。東日本大震災を事例に、陸上自衛隊の幹部である講師が、自らの災害派遣の体験を交えて講義しました。
○「NHKの災害報道」 NHK報道局 災害・気象センター長 長田恭明
 災害時マスコミは「どのような役割を果たすのか」「被害軽減のための報道のあり方は」等について、災害報道の中枢である「NHK災害・気象センター長」が豊富な体験を交えて講義しました。
○「災害危機管理と訓練」 帝京大学 教授 志方俊之
 防衛庁の要職を歴任し、日本の災害危機管理の第一人者である講師が「危機管理とは何か」をわかりやすく解説しながら「危機管理の心構え」を説明していただきました。志方教授はロールプレイング法による災害対策本部運営訓練のエキスパートであり、講義に引き続き実施されたロールプレイング演習時には、志方教授から直接「訓練の指導」を行っていただきました。

<図上訓練(実技)>
 図上訓練はロールプレイング方式で行われ、参加者は自治体の災害対策本部の役割で、仮想の自治体にある川の「増水時」における対応を実施しました。受講者はシナリオを事前に知らされず、時刻の経過とともに明らかになる大規模な洪水氾濫の状況の下、災害対処活動を体験しました。災害対策本部の情報管理は、当センターが開発した「危機管理支援システム」を使用して、情報の共有化を図りながら演習を行いました。

<災害時想定行動の討論>
 図上訓練終了後、受講者全員で災害対処活動を振り返り、反省点や改善策を検討して、今後の防災活動に活用するための討論を行いました。

 ■ タイムテーブル

平成24年度 災害危機管理研修日程
研修日程

※図をクリックすると拡大表示されます

 ■ 参加者内訳

 平成24年度の研修参加者28名の内訳は、都道府県職員7名、市区町村職員21名 でした。
 沖縄から北海道まで、全国から参加いただきました。
 毎年、参加して下さる自治体もありますが、今年(平成24年)はじめて参加された自治体もあります。


分  類 参加者所属機関名  ※順不同
 都道府県  青森県、新潟県(3名)、福島県、静岡県、沖縄県
 政令指定都市  北海道札幌市、神奈川県川崎市(2名)、愛知県名古屋市(2名)、
 福岡県北九州市
 区  東京都荒川区
 市町  岩手県一関市、岩手県洋野町、山形県天童市
 埼玉県熊谷市、埼玉県川口市、埼玉県東松山市、埼玉県越谷市
 埼玉県戸田市、埼玉県和光市、埼玉県坂戸市
 神奈川県小田原市、神奈川県厚木市
 三重県四日市市
 福岡県大野城市

 ■ 受講者の声(アンケート)

「最も有意義であったこと」に「他の自治体との交流」を、多くの方が指摘しています
実際の風水害対応をされている(他の自治体の)方と話しや演習が出来てよかった。
他都市の防災担当者と様々な意見交換が出来た。
災害に対する他都市の対応状況がわかった。
「情報収集・整理・共有等」の難しさを体験し、解決方法を模索しています
付与された情報を各自把握するのみで、「情報共有」のルールがあいまいであった。
他部にとって必要な情報を認識していなかった。自分の作業に忙殺され後手に廻った。
情報をトリアージして、本部で判断できる情報をあげることの重要性を認識した。
訓練を通じて様々な「体験」が得られました
実際の災害対応に近いものを体験できた。自分が「スピード感」がないのを痛感した。
自分は県の職員であるが、市町村の職員のすることがわかった。
記録の重要性を認識した。「情報共有」など得るべき点がたくさんあった。


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