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第24回 河川情報取扱技術研修の報告
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第24回 河川情報取扱技術研修の報告

 一般財団法人河川情報センターは、2018年10月16日〜19日までの4日間にわたり「第24回河川情報取扱技術研修」を開催致しました。

 本研修は、河川情報の基礎となる降水量・河川水位・流量の観測や、河川情報活用技術を身につけることを目的として、国、地方公共団体や民間企業などからの受講者43名で行われました。

 本研修の受講者には、(公社)土木学会CPDプログラム、(一社)建設コンサルタント協会のCPDプログラム、(一社)全国測量設計業協会連合会の設計CPDの 単位認定の修了証が授与されました。

 
講義 測器とデータの特性及び取扱実技
測器とデータの特性及び取扱実技(危機管理型水位計) 現地実習
現地実習 グループ討論会

 ■参加者のご意見

科 目 意  見
全   体
水文観測に関係する業者やコンサルタントが多数参加する研修であり、具体的な業務の情報交換ができた。直接機器メーカーの話を聞くことができたのは非常に参考になった。
また参加させて頂きたい。
講   義
研修科目が多く、広い知識を得ることができた。
テーマによってはもう少し深く話を聞けたら良かったものもあった。
現地実習
幅広く観測について説明して頂いたので良かった。
もう少し流量観測に特化した現地が良い。
討 論 会
グループ討論があったことで、他の参加者と話す機会があり、知識も人脈も広がった。
グループをより専門分野で分けると、より一層の対話等ができ、問題解決等のヒントが得られるのではないか。

 ■実施スケジュール

 初日及び2日目午後は、河川情報全般に関わる行政システム、観測技術、及び河川情報に関する最新技術の動向について、実務経験豊富な方々を講師に招き講義が行われました。

 2日目午前は、受講者がCommonMPの概要と活用・水文水質データベース操作演習、あるいは水文観測の基礎についての講義のいずれかを希望できる選択制講義を実施しました。

 3日目午前の室内実習では、雨量計・水位計・流速計などの観測機器の操作、午後の現地実習では、電磁流速計、電波式流速計、ADCPを用いた流量観測、流速計試験所での現場見学が行われました。

 4日目のグループ別討論会では、受講者が提出したテーマに基づく課題について4つのグループに分かれて討論し、その結果を全体討論で共有し、最後にコメンテーターを交えて議論が深められました。

 ■第1日目 10月16日(火)  〔講義1〕
時間 研修内容 講師
08:30〜
09:00
受付  
09:00〜
09:10
「オリエンテーション」
 (研修プログラムの説明)
 (一財)河川情報センター
09:10〜
09:40
「開講挨拶・河川情報と防災」
★講演資料(PDF)
河川情報の防災への利活用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 理事長 布村 明彦
09:40〜
10:50
「治水と水防災の連動に向けた河川情報の的確な適用」
★講演資料(PDF)
計画から設計・維持管理にいたる治水と、水防計画から実際のオペレーション、危機管理の場面で、豪雨・洪水災害の現象としての一連性の理解にもとづいてこそそれぞれのミッションが連携的に機能する。こうした視点から河川情報の体系的な理解と適用のポイントを講述する。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 辻本 哲郎
11:00〜
12:00
「河川情報に関する課題の提起」
受講者各自の河川情報取扱技術に関する要望、疑問や課題等を提起する。
 (一財)河川情報センター
 審議役
 栗城 稔
  (昼食休憩)  
13:00〜
14:00
「国土交通省の河川情報施策」
★講演資料(PDF)
河川情報に関する法令・行政と規程、河川情報の利活用の現状と課題、危機管理型水位計システム等河川情報に関する政策等の最新動向について解説する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川計画課
 河川情報企画室 室長
 島本 和仁
14:00〜
15:00
「新たな河川管理の方向性について」
★講演資料(PDF)
ICT、IoT技術を活用しデータを重視した河川管理の技術開発を目指す革新的河川技術プロジェクトなど新たな河川管理の方向性について解説する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川環境課
 河川保全企画室 室長
 笠井 雅広
  (休憩)  
15:10〜
16:00
「気象の知識」
★講演資料(PDF)
集中豪雨の予測や大雨等の特別警報を含む防災気象情報、特に最近の気象情報の傾向について解説し、活用法を説明する。
 株式会社ハレックス
 参与
 市澤 成介
16:00〜
17:00
「河川情報システムによる水文観測データの活用」
★講演資料(PDF)
河川情報提供システム等の概要とその活用方法等について説明する。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所 研究第二部長
 田所 正
 ■第2日目 10月17日(水)  〔講義2〕  ※午前の講義は選択制(A班・B班)
時間 研修内容 講師
【A班】
09:00〜
10:00
「CommonMPの概要と活用」
★講演資料(PDF)
河川情報におけるCommonMPに関する最新状況及びその活用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長
 田所 正
【A班】
10:00〜
12:00
「水文水質データベース操作演習」
★講演資料(PDF)
PC実機による水文水質データベースの概要について説明し、取扱操作演習を行う。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部
【B班】
09:00〜
12:00
「水文観測(降水量、水位、流量)の基礎についての講習」
★講演資料(PDF)
「水文観測」等をテキストに水文観測の必要性や基礎知識について分かり易く講義する。
 (一財)河川情報センター
 審議役 栗城 稔
 河川情報研究所 研究第二部
(昼食休憩)
13:00〜
13:30
「河川行政と水文観測」
国土交通省における今後の水文観測体制の維持と水文観測の継続的実施方策について解説する。
 前 国土技術政策総合研究所長
 藤田 光一
13:30〜
14:50
「水位流量曲線(H-Q)作成の留意点」
★講演資料(PDF)
流量観測及び水位流量曲線の意義、方法、留意点等について説明する。
 (一財)河川情報センター
 東京センター所長
 鴨下 由男
(休憩)
15:00〜
16:00
「レーダ雨量計の仕組みと運用」
★講演資料(PDF)
レーダ雨量計の原理、仕組み及び運用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 研究第一部長
 寺川 陽
16:00〜
17:00
「流速画像解析手法」
★講演資料(PDF)
河川を撮影した動画から流速を求める解析手法(時空間輝度勾配法、粒子追跡法等)について説明する。
 神戸大学大学院
 工学研究科 教授
 藤田 一郎
 ■第3日目 10月18日(木)  〔室内演習・屋外実習・現地見学〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
10:00
「水文観測の新技術」
★講演資料(PDF)
水文観測新技術の現状、課題及び今後の展開について解説する。
 国立研究開発法人土木研究所
 水工研究グループ 水文チーム
 上席研究員 山本 晶
10:00〜
11:30
「測器とデータの特性及び取扱実技」
降水量・水位・流量観測の各測器の実機確認及び計測原理を説明する。また、測器操作、点検作業、動作確認等を実演する。
 機器メーカー
  (株)池田計器製作所、
  (株)拓和、
  (株)ハイドロシステム開発、
  横河電子機器(株)
  (昼食休憩・移動)  
13:00〜
15:00
「現地実習」 ※実習場所:多摩川兵庫島公園周辺
多摩川と野川の合流点において、各種観測機器を用いた水文観測を見学し、観測方法等を習得する。
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 機器メーカー各社
(移動)
16:00〜
17:30
「現地見学」 ※見学場所:(株)セレス流速計試験所(狛江市)
流速計試験所で現地見学を行いながら、可搬式流速計取扱と精度確保について習得する。(可搬式流速計試験検定)
 (一財)河川情報センター
 (株)セレス流速計試験所
 ■第4日目 10月19日(金)  〔分科会〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
12:00
「グループ別討論会」
数人単位のグループに分かれ、それぞれ個別のテーマについて議論し、その内容をとりまとめる。テーマは第1日目に受講者が提起した課題から選定する。
 (一財)河川情報センター
 栗城、寺川、田所、佐々木
  (昼食休憩)  
13:00〜
15:30
「全体討論」 (発表及び討論)
グループ別討論会でとりまとめた内容をグループ毎に発表する。各グループは他グループの各発表内容についてコメントする。意見を共有しながら参加者全員で議論する。
 (一財)河川情報センター
 越智、栗城、寺川、田所、佐々木
  (休憩)  
15:45〜
16:15
「課題解決方法に関する作文」
受講者は本研修で得た河川情報取扱技術に関する知見等に基づいて、第1日目に各自が提起した課題の解決方法を記述する(後日、講師陣がコメントし、受講者に返送する)。
 (一財)河川情報センター
 審議役
 栗城 稔
16:15〜
16:50
「修了証授与・閉講挨拶」
修了証授与、閉講挨拶、アンケート提出、解散。
 (一財)河川情報センター
 理事
 越智 繁雄
 

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