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第23回 河川情報取扱技術研修の報告
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第23回 河川情報取扱技術研修の報告

 一般財団法人河川情報センターは、2017年10月17日から20日までの4日間に亘り「第23回河川情報取扱技術研修」を開催致しました。

 本研修は、河川情報の基礎となる降水量・河川水位・流量の観測や、河川情報活用技術を身につけることを目的として、国、地方公共団体や民間企業などからの受講者26名で行われました。

 本研修の受講者には、(公社)土木学会CPDプログラム25.5単位及び(一社)建設コンサルタント協会のCPDプログラム25.5単位認定の終了証が授与されました。

 
講義 データベース操作演習
現地実習 全体討議

 ■参加者のご意見

科 目 意  見
全   体
新技術の方法論や実用例の紹介は、大変為になりました。最新の情報、動向が掴めるので、また参加させていただきたいと思います。
室内、現地の実習につきまして、大変勉強になりました。
現地実習への移動時間にもう少し余裕があると良かった。
講   義
流観業務について知らなかった為、知識の向上に繋がった。(現場観測含む)
STIVについては、実際に実施してみたい。
科目編成
河川事業に関するトピック(水防災意識社会の取組みなど)を増やして欲しい。
流速画像解析手法について、もう少し基礎的なところからの情報が欲しい。
水文観測の基礎についての講習を受講したが、CommonMPの利用方法についても学びたかった。
現地実習
日程の変更などして、雨ではない時に出来ると良いと感じた。
討 論 会
グループ別討論会の時間がとても有意義だったので、もう少し時間を設けて欲しかった。また1日目からグループ別にして講義を受講しても良かったと思う。

 ■実施スケジュール

 初日及び2日目午前は、河川情報全般に関わる行政システム、観測技術、及び河川情報に関する最新技術の動向について、実務経験豊富な方々を講師に招き講義が行われました。

 2日目午後は、受講者がCommonMPの概要と活用・水文水質データベース操作演習、或いは水文観測の基礎についての講義のいずれかを希望できる選択制講義を実施しました。

 3日目午前の室内実習では、水位流量曲線の作成や雨量計・水位計・流速計などの観測機器の操作、午後の現地実習ではADCPや電波式流速計を用いた流量観測、流速計試験所での現場見学が行われました。

 4日目のグループ別討論会では、まず受講者が提出したテーマに基づく課題について4つのグループに分かれて討論し、その結果を持ち寄って全体討論会で全体共有し、最後にコメンテーターを交えて議論が深められました。

 ■第1日目 10月17日(火)  〔講義1〕
時間 研修内容 講師
08:30〜
09:00
受付  
09:00〜
09:05
「オリエンテーション」
 (研修プログラムの説明)
 (一財)河川情報センター
09:05〜
09:35
「開講挨拶・河川情報と防災」
★講演資料(PDF)
河川情報の防災への利活用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 理事長 布村 明彦
 (代理:理事 越智 繁雄)
09:40〜
10:50
「河川計画・維持管理・水防災の一連化に向けた河川情報の的確な適用」
★講演資料(PDF)
河川の計画策定、維持管理、ハザードマップなど水防災計画からリアルタイムの洪水・氾濫対応などにあたって、水文・水理過程の一連とした理解に基づいて河川情報を的確に適用することの重要性について講述する。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 辻本 哲郎
10:55〜
12:00
「河川情報に関する課題の提起」
受講者各自の河川情報取扱技術に関する要望、疑問や課題等を提起する。
 (一財)河川情報センター
 審議役
 栗城 稔
  (昼食休憩)  
13:00〜
14:00
「国土交通省の河川情報施策」
★講演資料(PDF)
河川情報に関する法令・行政と規程、河川情報の利用体制の現状と課題、河川情報に関する政策等の最新動向について解説する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川情報企画室 室長
 佐藤 寿延
14:00〜
15:00
「革新的河川管理プロジェクト」
★講演資料(PDF)
クラウド型・メンテナンスフリー水位計並びに陸上・水中レーザードローンの河川管理への実装を目指す革新的河川管理プロジェクトについて解説する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川保全企画室 室長
 齋藤 博之
  (休憩)  
15:10〜
16:00
「気象の知識」
★講演資料(PDF)
集中豪雨の予測や大雨等の特別警報を含む防災気象情報、特に最近の気象情報の傾向について解説し、活用法を説明する。
 株式会社ハレックス
 参与
 市澤 成介
16:00〜
17:00
「流速画像解析手法」
★講演資料(PDF)
河川を撮影した動画から流速を求める解析手法(時空間輝度勾配法、粒子追跡法等)について説明する。
 神戸大学大学院
 工学研究科 教授
 藤田 一郎
 ■第2日目 10月18日(水)  〔講義2〕  ※午後の演習は選択制(A班・B班)
時間 研修内容 講師
09:00〜
09:50
「レーダ雨量計の仕組みと運用」
★講演資料(PDF)
レーダ雨量計の原理、仕組み及び運用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 研究第一部長
 寺川 陽
09:50〜
10:50
「水文観測の新技術」
★講演資料(PDF)
水文観測新技術の現状、課題および今後の展開について解説する。
 国立研究開発法人 土木研究所
 水工研究グループ 水文チーム
 上席研究員 笛田 俊治
11:00〜
11:30
「河川行政と水文観測」
★講演資料(PDF)
国土交通省における今後の水文観測体制の維持と水文観測の継続的実施方策について提言する。
 (公社)日本河川協会
 専務理事
 青山 俊行
11:30〜
12:00
「河川情報システムの概要と活用」
★講演資料(PDF)
河川情報提供システムの概要とその活用方法等について説明する。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長
 田所 正
  (昼食休憩)  ※午後の演習は選択制(A班・B班)  
【A班】
13:00〜
14:00
「CommonMPの概要と活用」
★講演資料(PDF)
河川情報におけるCommonMPに関する最新状況及びその活用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長
 田所 正
【A班】
14:00〜
17:00
「水文水質データベース操作演習」
★講演資料(PDF)
PC実機による水文水質データベースの概要説明、取扱操作演習及び質疑応答。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部
【B班】
13:00〜
17:00
「水文観測の基礎についての講習」
★講演資料(PDF)
「水文観測」等をテキストに水文観測の必要性や基礎知識について分かりやすく講義する。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所 研究第二部
 ■第3日目 10月19日(木)  〔室内演習・屋外実習・現地見学〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
10:30
「水位流量曲線(H-Q)作成の留意点」
★講演資料(PDF)
流量観測及び水位流量曲線の意義、方法、留意点等について説明する。
 (一財)河川情報センター
 大阪センター 所長
 牟禮 輝久
10:30〜
12:00
「測器とデータの特性及び取扱実技」
降水量・水位・流量観測の各測器の実機確認及び計測原理の説明。測器操作の実演、点検作業、動作確認等を説明する。
 機器メーカー
  (株)池田計器製作所、
  (株)拓和、
  (株)ハイドロシステム開発、
  横河電子機器(株)
  (昼食休憩・移動)  
14:00〜
16:00
「現地実習」 ※実習場所:多摩川兵庫島公園周辺
多摩川と野川の合流点において、各種観測機器を用いた水文観測を見学し、観測方法等を習得する。
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 機器メーカー各社
(移動)
17:00〜
17:30
「現地見学」 ※見学場所:(株)セレス流速計試験所(狛江市)
流速計試験所で現地見学を行いながら、可搬式流速計の取扱と精度確保について習得する。(可搬式流速計試験検定)
 (一財)河川情報センター
 (株)セレス流速計試験所
 ■第4日目 10月20日(金)  〔分科会〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
12:00
「グループ別討論会」
数人単位のグループに分かれ、それぞれ個別のテーマについて議論し、その内容をとりまとめる。テーマは第1日目に受講者が提起した課題から選定する。
 (一財)河川情報センター
 栗城、寺川、田所、氏家
  (昼食休憩)  
13:00〜
15:30
「全体討論」 (発表及び討論)
グループ別討論会でとりまとめた内容をグループ毎に発表する。各グループは他グループの各発表内容についてコメントする。意見を共有しながら参加者全員で議論する。
 (一財)河川情報センター
 越智、栗城、寺川、田所
  (休憩)  
15:45〜
16:15
「課題解決方法に関する作文」
受講者は本研修で得た河川情報取扱技術に関する知見等に基づいて、第1日目に各自が提起した課題の解決方法を記述する(後日、講師陣がコメントし、受講者に返送する)。
 (一財)河川情報センター
 審議役
 栗城 稔
16:15〜
16:50
「修了証授与・閉講挨拶」
修了証授与、閉講挨拶、アンケート提出、解散。
 (一財)河川情報センター
 理事
 越智 繁雄
 

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