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第22回 河川情報取扱技術研修の報告
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第22回 河川情報取扱技術研修の報告

 一般財団法人河川情報センターは、2016年10月18日から21日までの4日間に亘り「第22回河川情報取扱技術研修」を開催致しました。

 本研修は、河川情報の基礎となる降水量・河川水位・流量の観測や、河川情報活用技術を身につけることを目的として、国、地方公共団体や民間企業などからの受講者34名で行われました。

 本研修の受講者には、(公社)土木学会CPDプログラム26単位及び(一社)建設コンサルタント協会のCPDプログラム25.41単位認定の終了証が授与されました。

 
講義 データベース操作演習
現地実習 全体討議

 ■参加者のご意見

科 目 意  見
全   体
各水文観測に携わる メーカー → 現場 → 解析 に至るまで、各業の人々と話をする機会があり、大変参考になりました。
講師陣との距離が近くて良かった。業種毎に分けたグループ討議も追加されると、他業種の課題が分かって良いと思う。
新技術、新手法等大変勉強になりました。来年も参加させていただきたい。
講   義
もう少し時間をかけて知りたいところがいくつかありました。
実際の現場で作業する内容についての講義をもう少し増やして欲しい。
科目編成
今後の展望や技術トレンドを導入して欲しい。
流量観測が主になっていた為、水位・雨量についても増やして欲しい。
実習後に講義があるとイメージしやすかった。
現地実習
現地実習場所は実業務に近い状況(環境)が良いと思った。
討 論 会
業種の異なる方々との議論は視点の違う意見があったり、気づかされたことも多く、大変貴重な体験となりました。

 ■実施スケジュール

 初日及び2日目午前は、河川情報全般に関わる行政システム、観測技術、及び河川情報に関する最新技術の動向について、実務経験豊富な方々を講師に招き講義が行われました。

 2日目午後は、受講者がCommonMPの概要と活用・水文水質データベース操作演習、或いは水文観測の基礎についての講義のいずれかを希望できる選択制講義を実施しました。

 3日目午前の室内実習では、水位流量曲線の作成や雨量計・水位計・流速計などの観測機器の操作、午後の現地実習では、画像処理法,ADCPや電波式流速計を用いた流量観測等が行われました。

 4日目のグループ別討論会では、まず受講者が提出したテーマに基づく課題について4つのグループに分かれて討論し、その結果を持ち寄って全体討論会で全体共有し、最後にコメンテーターを交えて議論が深められました。

 ■第1日目 10月18日(火)  〔講義1〕
時間 研修内容 講師
08:30〜
09:00
受付  
09:00〜
09:10
「オリエンテーション」
 (研修プログラムの説明)
 (一財)河川情報センター
09:10〜
10:30
「開講挨拶・河川計画・維持管理・水防災の一連化に向けた河川情報の的確な適用」
★講演資料(PDF)
河川の基本方針や整備計画策定、維持管理計画とその実施、ハザードマップなど水防災計画からリアルタイムの洪水・氾濫対応などにあたって、水文・水理過程の一連とした理解に基づいて河川情報を的確に適用することが重要であることを認識、課題解決の見通しについて講述する。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 辻本 哲郎
10:35〜
12:00
「河川情報に関する課題の提起」
受講者各自の河川情報取扱技術に関する要望、疑問や課題等を提起する。
 (一財)河川情報センター
 審議役
 栗城 稔
  (昼食休憩)  
13:00〜
14:00
「気象の知識」
★講演資料(PDF)
集中豪雨の予測や大雨等の特別警報を含む防災気象情報、特に最近の気象情報の傾向について解説し、活用法を説明する。
 (株)ハレックス
 気象担当部長
 市澤 成介
14:00〜
15:00
「水文観測の新技術」
★講演資料(PDF)
水文観測新技術の課題および今後の展開について解説する。
 国立研究開発法人 土木研究所
 水工研究グループ 水文チーム
 主任研究員
 萬矢 敦啓
  (休憩)  
15:10〜
16:10
「流速画像解析手法」
★講演資料(PDF)
河川を撮影した動画から流速を求める解析手法(時空間輝度勾配法、粒子追跡法等)について説明する。
 神戸大学大学院
 工学研究科 教授
 藤田 一郎
16:10〜
17:00
「河川行政と水文観測」
★講演資料(PDF)
国土交通省における今後の水文観測体制の維持と水文観測の継続的実施方策について提言する。
 (公社)日本河川協会
 専務理事
 青山 俊行
 ■第2日目 10月19日(水)  〔講義2〕  ※午後の演習は選択制(A班・B班)
時間 研修内容 講師
09:00〜
09:50
「レーダ雨量計の仕組みと運用」
★講演資料(PDF)
レーダ雨量計の原理、仕組み及び運用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 研究第一部長
 寺川 陽
10:00〜
11:00
「国土交通省の河川情報施策」
★講演資料(PDF)
河川情報に関する規程類、河川情報の利活用の現状と課題、河川情報に関する政策等の最新動向について解説する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川情報企画室 課長補佐
 秋葉 雅章
11:00〜
12:00
「河川情報提供システムの概要と活用」
★講演資料(PDF)
河川情報提供システムの概要とその活用方法等について説明する。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長
 田所 正
  (昼食休憩)  ※午後の演習は選択制(A班・B班)  
【A班】
13:00〜
14:00
「CommonMPの概要と活用」
★講演資料(PDF)
河川情報におけるCommonMPに関する最新状況及びその活用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長
 田所 正
【A班】
14:00〜
17:00
「水文水質データベース操作演習」
★講演資料(PDF)
PC実機による水文水質データベースの取扱操作演習及び質疑応答。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部
【B班】
13:00〜
17:00
「水文観測の基礎についての講習」
★講演資料(PDF)
「水文観測」等をテキストに水文観測の必要性や基礎知識について分かりやすく講義する。
 (一財)河川情報センター
 中尾、栗城、研究第二部
 ■第3日目 10月20日(木)  〔実内演習・屋外実習〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
10:00
「水位流量曲線(H-Q)作成の留意点」
★講演資料(PDF)
観測流量表を確認し、水位流量曲線の意義を考察する。
 (株)水文環境
 代表取締役
 木下 武雄
10:00〜
12:00
「測器とデータの特性及び取扱実技」
降水量・水位・流量観測の各測器の実機確認及び計測原理の説明。測器操作の実演、点検作業、動作確認等を説明する。
 機器メーカー各社
  (株)拓和、
  横河電子機器(株)、
  (株)池田計器製作所、
  (株)ハイドロシステム開発
  (昼食休憩・移動)  
14:00〜
17:00
「現地実習」 (実習場所:多摩川兵庫島公園周辺)
多摩川と野川の合流点において、各種観測機器を用いた水文観測を見学し、観測方法等を習得する。
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 機器メーカー各社
 ■第4日目 10月21日(金)  〔分科会〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
12:00
「グループ別討論会」
数人単位のグループに分かれ、それぞれ個別のテーマについて議論し、その内容をとりまとめる。テーマは第1日目に受講者が提起した課題から選定する。
 (一財)河川情報センター
 中尾、栗城、寺川、氏家
  (昼食休憩)  
13:00〜
15:30
「全体討論」 (発表及び討論)
グループ別討論会でとりまとめた内容をグループ毎に発表する。各グループは他グループの各発表内容についてコメントする。意見を共有しながら参加者全員で議論する。
 (一財)河川情報センター
 辻本、中尾、栗城、寺川
  (休憩)  
15:45〜
16:15
「課題解決方法に関する作文」
受講者は本研修で得た河川情報取扱技術に関する知見等に基づいて、第1日目に各自が提起した課題の解決方法を記述する(後日、講師陣がコメントし、受講者に返送する)。
 (一財)河川情報センター
 審議役
 栗城 稔
16:15〜
16:50
「修了証授与・閉講挨拶」
修了証授与、閉講挨拶、アンケート提出、解散。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 辻本 哲郎
 

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