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第20回 河川情報取扱技術研修の報告
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第20回 河川情報取扱技術研修の報告

 河川情報センターでは、去る2014年11月11日から14日までの4日間「第20回河川情報取扱技術研修」を開催致しました。

 本研修は、河川情報の中心である雨量・水位・流量の観測と、急速に進展する「情報の利活用」分野の技術を身につけることを目的として、官庁や民間企業などからの参加者29名で行われました。

 水文観測全般に関わる理論、観測技術、行政、それらの最新の動向について実務経験豊富な方々を講師に招き、講義が行われました。

 室内実習では、HQ式の作成や観測機器の操作実習、水文観測データ品質照査の演習、現地実習では画像処理、ADCPや電波式流速計を用いた流量観測等が行なわれました。

 グループ別討論会では初日に参加者から提出されたテーマをまとめた課題について討論が行われ、全体会議でその結果の発表がなされ、コメンテーターを交えた意見交換が行われました。

 本研修は、公益社団法人土木学会、一般社団法人建設コンサルタンツ協会のCPDプログラムとして、それぞれ25.4単位が認定されました。

 
講義 PC操作演習
現地実習 討論会

 ■実施スケジュール

 ■第1日目 11月11日(火)  〔講義1:河川情報の基礎〕
時間 研修内容 講師
08:30〜
09:00
受付  
09:00〜
09:05
「オリエンテーション」
 (研修プログラムの説明)
 (一財)河川情報センター
 
09:05〜
09:25
「開講挨拶・河川情報と防災」
河川情報の防災への利活用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 理事長
 布村 明彦
09:25〜
10:35
「受講者自己紹介・河川情報に関する課題の提起」
受講者全員による河川情報取扱技術に関する要望、疑問や課題等を提起する。
 (一財)河川情報センター
 研究第二部長
 栗城 稔
  (休憩)  
10:50〜
12:00
「河川情報取扱技術概論」
水文観測の基礎から情報の利活用を含む河川情報全般の概要を説明する。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
  (昼食休憩)  
13:00〜
14:10
「気象の知識」
集中豪雨の予測や特別警戒警報を含む防災気象情報、特に高解像度降水ナウキャストを含む最近の気象情報の傾向について解説し、活用法を説明する。
 (株)ハレックス
 気象担当部長
 市澤 成介
  (休憩)  
14:25〜
14:55
「水文観測の新技術」
水文観測新技術の課題および今後の展開について解説する。
 (独)土木研究所
 リスクマネージメント国際センター
 水災害研究グループ 研究員
 萬矢 敦啓
  (休憩)  
15:00〜
16:10
「国土交通省の河川情報施策」
河川情報に関する法令・行政と規程、河川情報の利用体制の現状と課題、河川情報に関する政策等の最新動向について解説する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川情報企画室 課長補佐
 冨澤 洋介
  (休憩)  
16:20〜
17:20
「流速画像解析手法」
河川を撮影した動画から流速を求める解析手法(時空間輝度勾配法、粒子追跡法等)について説明する。
 神戸大学大学院
 工学研究科 教授
 藤田 一郎
 ■第2日目 11月12日(水)  〔講義2:河川情報システムの概要〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
10:00
「河川情報提供システムの概要と活用」
河川情報提供システムの概要とその活用方法等について説明する。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長/
 情報普及推進部長
 佐藤 宏明
  (休憩)  
10:15〜
12:00
「CommonMP の概要と活用」
河川情報におけるCommonMPに関する最新状況及びその活用について説明する。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長/
 情報普及推進部長
 佐藤 宏明
  (昼食休憩)  
13:00〜
15:00
「水文水質データベース操作演習」
PC実機による水文水質データベースの概要説明及び操作演習。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部
  (休憩)  
15:15〜
17:00
「水文水質データベース操作演習」
水文水質データベースの操作に関する質疑応答。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部
 ■第3日目 11月13日(木)  〔室内実習・現地実習:河川情報取扱実技および実習〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
10:00
「測器とデータの特性と取扱実技」
雨量・水位・流量観測の各測器の展示、及び計測原理の説明。測器操作の実演、点検作業、動作確認等を説明する。
 機器メーカー
  (株)拓和、
  横河電子機器(株)、
  (株)池田計器製作所、
  (株)ハイドロシステム開発
  (休憩)  
10:15〜
12:00
「水位流量曲線【H-Q】の考え方と作成実習」
雨量・水位・流量観測の各測器の展示、及び計測原理の説明。測器操作の実演、点検作業、動作確認等を説明する。
 (株)水文環境
 代表取締役
 木下 武雄
  (昼食休憩・移動)  
14:00〜
17:00
「現地実習」 (実習場所:多摩川兵庫島公園周辺)
多摩川と野川の合流点において、各種観測機器を用いた水文観測の実施状況を見学し、観測方法等を習得する。
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 機器メーカー各社
 ■第4日目 11月14日(金)  〔討論会:グループ別および全体討論会〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
12:00
「グループ別討論会」
数人単位のグループに分かれ、それぞれに選定したテーマで議論を行う。
テーマは第1日目に受講者から提起された課題から選定し、議論した内容を各グループとしてとりまとめる。
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 中尾、栗城、寺川、木下
  (昼食休憩)  
13:00〜
15:30
「全体討論会」 (発表及び討論)
グループ別討論でまとめた内容を全体討論の場でグループ毎に発表する(各グループ約15分)。各グループの発表に対し参加者全員で意見交換する(各テーマ約20分)。
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 中尾、栗城、寺川、木下
  (休憩)  
15:45〜
16:15
「課題の解決方法」 (課題論文)
受講者はこの研修中に得た河川情報取扱技術に関する知見等に基づいて、第1日目に自分が発表した課題の解決方法を記述し提出する。後日、講師陣がコメントし、受講者に返送する。
 (一財)河川情報センター
 研究第二部長
 栗城 稔
16:15〜
16:50
「修了証授与・閉講挨拶」
修了証授与、閉講挨拶、アンケート提出、解散。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
※研修内容や講師は都合により変更になることがあります。
 
 ■アンケート集計結果

1  科目編成の評価 良い編成である 28 97%
不満が残った 1 3%
無回答 0 0%
2  科目編成への要望 専門的科目をもっと増やして欲しい 4 14%
専門的科目に偏らず基礎知識科目を多くして欲しい 7 24%
最近の技術課題に対応した科目を主体にして欲しい 0 0%
その他意見 12 41%
無回答 6 21%
3  研修日数について 適当 27 93%
不適当 2 7%
無回答 0 0%
4  研修場所・施設 適当 29 100%
不適当 0 0%
無回答 0 0%

 ■参加者のご意見

科 目 意  見
講   義
講義内容も最新の情報を取り入れていただいて非常に参考になった。
室内実習
取扱実技が面白く、もう少し時間が長いと良いと思った。
現地実習
機器メーカーの話や現地実習は、普段業務上なかなか携わる機会がなく、非常に有意義な経験となった。
討 論 会
討論会についても、色々な方々の意見を参考とすることができ、防災体制上、研修が終わっても自分の所属の者に還元して行きたい。
全   体
様々な立場の人々と意見交換が出来て有意義な研修となった。

 ■研修受講者リスト

会社/団体 氏名 会社/団体 氏名
 アジアプランニング(株) 田畑 亜矢  (有)タイプエス 飯塚 威文
 岩手県    (有)タイプエス 長谷川 拓実
 岡山県    (株)高崎総合コンサルタント 山下 拡
 沖縄県 金城 寧  (株)拓和 高木 康佑
 川口市役所 本多 由樹  (株)東京建設コンサルタント 横田 勇輝
 九州建設コンサルタント(株) 宇野 翔平  (株)東芝 瀬戸 義仁
 (株)サンシステム    日鉄鉱コンサルタント(株) 諌山 和則
 新和技術コンサルタント(株) 太田 誠  日本無線(株) 西戸 久美
 誠心エンジニアリング(株) 飯塚 治登  (株)ニュージェック 大川 尚範
 (株)ゼンシン    (株)福田水文センター 寺谷 正志
 (株)総合防災ソリューション 若菜 敦  (株)北開水工コンサルタント 小林 潤
 (株)総合防災ソリューション 岩澤 央夫  (株)ミカミ・アイエヌジー  
 (株)総合防災ソリューション 西村 謙一  横河電子機器(株) 藤ヶ谷 敏康
全参加者29名
所属団体名50音順 敬称略
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