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第19回 河川情報取扱技術研修の報告
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第19回 河川情報取扱技術研修の報告

 河川情報センターでは、去る2013年11月26日から29日までの4日間「第19回河川情報取扱技術研修」を開催致しました。

 本研修は、河川情報に関する業務に従事する関係者が河川情報の取得からその利活用までの流れを理解するとともに、これらの情報を適切に取扱うための知識や実践的な技術を身につけることを目的とし、水文観測の基礎と最新の技術を幅広く網羅し、河川情報取扱技術者にとって必要な知識や知見を体系的に整理したものです。

 本年は、河川情報の取得(水文観測)とその利用にかかる技術のうち、特に急速に進展する「情報の利活用」分野の講習時間を増やすことにより、社会と受講者のニーズに応えた研修内容とし、行政や民間企業などからの参加者25名で行いました。

 研修においては、一方的な情報伝達ではなく、講師と参加者のとの対話により表面化していない課題やニーズを発掘し、参加者や現場の抱える課題を題材としてブレーンストーミングによる課題解決のための討論を実施しました。また、水文観測データ等の有効活用と各種河川情報普及を図るためのネットワークシステムに関する講義とパソコンの実機を用いた操作演習を行いました。

 本研修は、公益社団法人土木学会、一般社団法人建設コンサルタンツ協会のCPDプログラムとして認定され、参加者は25単位の登録が可能となりました。

 
河川情報取扱講義 データベース演習
測器取扱実習 ブレーンストーミング(討論)

 ■実施スケジュール

 ■第1日目 11月26日(火)  〔講義1:河川情報の基礎〕
時間 研修内容 講師
08:30〜
09:00
受付  
09:00〜
09:45
「オリエンテーション」
 (研修プログラムの説明)
 (一財)河川情報センター
 
09:45〜
09:50
「開講挨拶」
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
09:50〜
10:10
「受講者自己紹介」
 
10:10〜
11:00
「河川情報取扱の留意点」
水文観測の基礎から利活用まで河川情報全般の流れと傾向について説明する。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
  (休憩)  
11:10〜
12:00
「国土交通行政における河川情報」
水文観測に関する法令と規程、水文観測とその利用体制の現状と課題、河川情報に関する政策等の最新動向について説明する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川情報企画室 課長補佐
 根本 深
  (昼食休憩)  
13:00〜
13:50
「防災気象情報の活用」
集中豪雨の予測や特別警戒警報を含む防災気象情報の解説と活用方法について紹介する。
 (株)ハレックス
 気象担当部長
 市澤 成介
  (休憩)  
14:00〜
14:50
「水位流量曲線【H-Q】の作成実習(1)」
観測流量表の確認、水位流量曲線の手計算による作成演習。
 (株)水文環境
 代表取締役
 木下 武雄
  (休憩)  
15:00〜
17:00
「河川情報の現状と課題」 (受講者により課題提供)
受講者全員から河川情報取扱技術に関する要望、疑問等の課題提起。
 (一財)河川情報センター
 研究第二部長
 栗城 稔
 ■第2日目 11月27日(水)  〔講義2:河川情報システムの概要とその利用〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
09:20
「初期の水文データ収集方法」
水文観測及びデータ収集の過去の経緯とその方法について。
 (株)水文環境
 代表取締役
 木下 武雄
  (休憩)  
09:30〜
11:00
「河川情報システムの概要と利用」
(統一河川情報システム及び水文水質データベース)
河川情報の活用の促進に関する最新状況および概要と利用について。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部長/
 情報普及推進部長
 佐藤 宏明
  (休憩)  
11:10〜
12:00
「河川情報数値データ提供とその利用」
数値データの概要と利活用方法の紹介。
 (一財)河川情報センター
 システムエンジニアリング室長
 小田桐 俊悦
  (昼食休憩)  
13:00〜
15:00
「水文水質データベース操作演習」
PC実機による水文水質データベースの概要説明及び操作演習。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部
  (休憩)  
15:15〜
17:00
「水文水質データベース操作演習」
水文水質データベースの操作に関する質疑応答。
 (一財)河川情報センター
 情報基盤整備部
 ■第3日目 11月28日(木)  〔室内実習:河川情報取扱上の課題〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
09:20
「水位流量曲線【H-Q】の作成実習(2)」
観測流量表の確認、水位流量曲線の手計算による作成演習、算出された水位流量の評価。
 (株)水文環境
 代表取締役
 木下 武雄
09:20〜
10:10
「水文観測の新技術」
最新の水文観測手法について、その特性と課題を、観測事例を踏まえて紹介する。
 (独)土木研究所
 リスクマネージメント国際センター
 水災害研究グループ 研究員
 萬矢 敦啓
  (休憩)  
10:30〜
12:00
「測器の取扱実技」
雨量・水位・流量観測の各測器の展示、及び計測原理説明。測器操作の実演、点検作業、動作確認等。
 機器メーカー
  (株)拓和、
  横河電子機器(株)、
  (株)池田計器製作所、
  (株)ハイドロシステム開発
  村越、中島、新保、疋田
  (昼食休憩)  
13:00〜
17:00
「河川情報取扱上の課題解決」 (ブレーンストーミング)
「河川情報の現状と課題(第1日目)」で表明された課題を整理した上で、重点課題として取り上げて、全員で徹底的に討論し、河川情報技術を一歩でも深めることを目的とする。
 
 ■第4日目 11月29日(金)  〔分科会:テーマ別討論会〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
12:00
「テーマ別討論会」
数受講者を数人のグループに分け、それぞれに与えられたテーマで議論を行う(約3時間)。各グループは議論した内容をとりまとめる。
テーマの案としては河川情報に関して以下の内容を想定する。
 (1)リアルタイム情報で役立つ内容
 (2)アーカイブ情報が持つべき特性・機能
 (3)精度確保のために必要な配慮
 (4)データ提供と利用の方法についての留意点
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 中尾、栗城、佐藤、木下
  (昼食休憩)  
13:00〜
15:00
「全体会議」 (発表会)
全体会議にて各グループ代表の発表を行う(各グループ約10分)。
各グループの発表に対しコメンテータが評価し、受講者全員が質問し意見を述べる(各テーマ約10分)。
 (一財)河川情報センター
 (株)水文環境
 中尾、栗城、佐藤、木下
15:00〜
15:30
「修了証授与・閉講挨拶」
修了証授与、閉講挨拶、アンケート提出、解散。
 (一財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦

 ■アンケート集計結果

1  科目編成の評価 良い編成である 19 76%
不満が残った 6 24%
無回答 0 0%
2  科目編成への要望 専門的科目をもっと増やして欲しい 3 12%
専門的科目に偏らず基礎知識科目を多くして欲しい 7 28.%
最近の技術課題に対応した科目を主体にして欲しい 4 16%
その他意見 7 28%
無回答 4 16%
3  研修日数について 適当 19 76%
不適当 6 24%
無回答 0 0%
4  研修場所・施設 適当 22 88%
不適当 3 12%
無回答 0 0%

 ■参加者のご意見

科 目 意  見
講 義  各分野の専門家の方々から貴重な話を聞くことができて大変参考になりました。
実 習  データベース登録の操作演習は、とても良かった。
討 論  ブレーンストーミングでは活発な意見が飛び交い非常に勉強になった。
分科会  分科会の班にメーカーのシステム担当の方がいていろいろな話が出来て良かった。
全 体  最先端の情報に短時間で触れられ、有意義であった。

 ■研修受講者リスト

会社/団体 氏名 会社/団体 氏名
 (株)ウジイエ 戸田 雅樹  (株)拓和 竹内 雅之
 九州建設コンサルタント(株) 盛田 喜勝  (株)拓和 清水 聡
 (一社)近畿建設協会 田中 健雅
他1名
 (株)拓和 小田 亮二
 昭和測量(株) 河東 治  (株)拓和 中西 俊勝
 誠心エンジニアリング(株) 清水 良雄  (株)東京建設コンサルタント 池亀 康行
 西部技術コンサルタント(株) 原田 基弘  利根川下流河川事務所 廣瀬 遼
 (株)総合防災ソリューション 藤森 清貴
他2名
 西谷技術コンサルタント(株) 米原 昌弘
 (有)タイプエス 千葉 泰彦  日本無線(株) 中村 浩士
 (有)タイプエス 永井 伸行  横河電子機器(株) 盛田 利道
 (有)タイプエス 浅野 亮  (株)利水社 中野 崇司
     その他 2名
全参加者25名
所属団体名50音順 敬称略
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