トップページ河川情報センターの主な業務研修・シンポジウム等
第18回 河川情報取扱技術研修の報告
English
第18回 河川情報取扱技術研修の報告

 河川情報センターでは、去る2012年11月27日から30日までの4日間「第18回河川情報取扱技術研修」を開催致しました。

 本研修は、河川情報の中心である雨量・水位・流量のデータを取り扱う実践的知識や技術を身につけることを目的として、官庁や民間企業などからの参加者35名で行われました。

 水文観測全般に関わる理論、観測技術、行政、それらの最新の動向について実務経験豊富な方々を講師に招き、講義が行われました。

 室内実習では、HQ式の作成や観測機器の操作実習、水文観測データ品質照査の演習、現地実習ではADCPや電波式流速計を用いた流量観測、低水流量観測の観測値との比較等が行なわれました。

 テーマ別分科会では選択した課題について議論が行われ、全体会議でその結果の発表がなされ、コメンテーターを交えた意見交換が行われました。

講義 室内実習
現地実習 テーマ別分科会

 本研修は公益社団法人土木学会、一般社団法人建設コンサルタンツ協会のCPDプログラムとして認定されており、毎年実施しております。河川情報の取扱に関係する皆様のご参加を期待しております。

 ■研修科目と講師

 ■第1日目 11月27日(火)  〔講義〕
時間 研修内容 講師
08:30〜
09:00
受付  
09:00〜
09:45
「オリエンテーション」
 (研修プログラムの説明)
 (財)河川情報センター
 
09:45〜
09:50
「開講挨拶」
 (財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
09:50〜
10:10
「受講者自己紹介」
 
10:10〜
11:00
「河川情報とは」
河川情報の基礎知識から、流量観測のISO基準などの世界動向も含め、水文観測全般について有意義な説明をする。
 (財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
  (休憩)  
11:10〜
12:00
「国土交通行政における河川情報」
国土交通省行政における河川情報の意義、水文観測に関する法令と規程、水文観測体制の現状と課題、国の河川情報に関する政策等の最新動向について講義する。
 国土交通省 水管理・国土保全局
 河川情報企画室 課長補佐
 根本 深
  (昼食休憩)  
13:00〜
13:50
「統一河川情報システムと新水文水質データベース」
統一河川情報システムの操作方法・データの活用法、新水文水質データベースの操作方法・活用法を紹介する。
 (財)河川情報センター
 情報基盤整備部長/
 情報普及推進部長
 佐藤 宏明
  (休憩)  
14:00〜
14:50
「水文観測の新技術」
ADCPなど最新の流量観測手法を、浮子などの従来の手法と比較評価する。
 (独)土木研究所
 リスクマネージメント国際センター
 水災害研究グループ 研究員
 萬矢 敦啓
  (休憩)  
15:00〜
15:50
「水管理のための気象」
河川管理の観点から知っておくべき気象の基礎知識、特に局地的な集中豪雨の予測について説明する。
 (財)日本気象協会
 事業本部営業部 部長代理
 櫻井 康博
  (休憩)  
16:00〜
17:00
「水文観測鼎談」
河川情報についての専門家3人が水文観測の最新の話題について自由に意見交換する。
 国土交通省 関東地方整備局
 企画部 事業調整官
 米山 稔
 (財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
 (独)土木研究所
 リスクマネージメント国際センター
 水災害研究グループ 研究員
 萬矢 敦啓
 ■第2日目 11月28日(水)  〔室内実習〕
時間 研修内容 講師
09:10〜
17:00
「水位流量曲線の作成実習/流速計操作実習」
流量観測野帳の確認、観測流量表の確認、水位流量曲線の作成、水位流量曲線の評価をする。また、可搬式流速計などの操作を実習する。
 (株)水文環境
 代表取締役
 木下 武雄
「水文観測データの標準照査実習」
様々な水文観測データを題材に、品質照査の手引きに従い、観測所配置図や自記記録データなどの資料を参照し、標準照査の実習を行う。
 (株)水文環境
 技術部
 山本 宗之
「雨量計点検操作・自記紙読み取り実習」
転倒ます雨量計の実機を用いた点検操作や動作確認、ロガーデータのwisef変換作業の実習を行う。
 (株)池田計器製作所
 営業部
 新保 剛
「水位計点検操作・自記紙読み取り実習」
水晶式水位計の実機を用いた点検操作や動作確認、ロガーデータのwisef変換作業の実習を行う。
 (株)拓和
 システム技術部 課長
 村越 貴行
「ADCP標準ソフト操作実習」
ADCPの設定や観測データから流量を算出するソフトウェアの操作の実習を行う。
 (株)水文環境
 技術係長
 井上 拓也
 ■第3日目 11月29日(木)  〔現地実習〕
時間 研修内容
09:30〜
17:00
「P社技術研究センターの実験水路を用いた電波流速計実習」
「(独)土木研究所の流速計検定施設・水理模型実験施設の見学」
「黒子水位流量観測所におけるADCPなどの観測機器を用いた流量観測の実習」
電波流速計の実機を用いた流速観測の実習を行う。
(独)土木研究所の流速計検定施設水理模型実験施設の見学を行う。
現地の水位流量観測所にてADCPなどの観測機器を用いた流量観測の実習を行う。
 ■第4日目 11月30日(金)  〔テーマ別分科会〕
時間 研修内容 講師
09:00〜
15:00
「テーマ別分科会」
(受講者による水文観測に関するテーマ別の議論と発表)
受講者はいくつかの班に別れ、雨量観測、水位観測、流量観測、標準照査、水位流量曲線などについて密度の濃い討論を行う。
各班は討論した結果をとりまとめ、全体会議にて発表を行う。
各班の発表に対し、全体の受講者からの質疑とともに、コメンテータの講師からも評価を受ける。
 (1)雨量観測の精度向上  (2)水位観測の精度向上
 (3)流量観測の精度向上  (4)水文観測データの利用向上
 (財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦
 同上 研究第二部長
 栗城 稔
 (株)水文環境
 代表取締役
 木下 武雄
15:00〜
15:30
「修了証授与・閉講挨拶」
修了証授与、閉講挨拶、アンケート提出、解散。
 (財)河川情報センター
 河川情報研究所長
 中尾 忠彦

 ■アンケート結果

 大変満足した 21 60%
 普通であった 10 28%
 不満が多かった 1 3%
 よくわからない 0 0%
 その他 2 6%
 無回答 1 3%
回答数:35名

 ■アンケートの声

科 目 意  見
講   義  全体的に専門性の高い話や河川管理者側の見解が聴けて良かった。
室内実習  水位流量曲線の作成が、ようやく分かって助かりました。
現地実習  流観は初めてだったので参考になりました。
分 科 会  様々な業種の方の意見が聞けて考え方の違い等が分かり面白かったです。
全   体  普段は直接質問できない現場の人(メーカー等)の話がきけたのは良かった。

 ■研修受講者リスト

会社/団体 氏名 会社/団体 氏名
 荒川上流河川事務所 ア村 大樹  (株)拓和 浅田 拓則
 (株)ウジイエ 神名川 真一  (株)拓和 村上 彰基
 エヌシーイー(株) 小林 真樹  (株)拓和 渡辺 健一
 神奈川調査設計(株) 田代 茂雄  中電技術コンサルタント(株) 西村 紀彦
 (株)共和コンサルタント 高梨 文照  (株)長測 大高 克之
 (株)建設環境研究所 石田 智紀  津乃峰測量設計(株) 末広 涼
 建設情報コンサルタンツ(株) 中原 知洋  (株)東京建設コンサルタント 小川 良吉
 越谷市役所 新井 伸之  (株)東京建設コンサルタント 酒井 隆章
 埼玉県庁 1名  (株)東京建設コンサルタント 高橋 直希
 (株)サンコム 1名  日鉄鉱コンサルタント(株) 1名
 (株)サンシステム 山中 住人  北陸コンサルタント(株) 西中 与仁
 (株)昭和コンサルタント 笠井 勇樹  北陸コンサルタント(株) 1名
 (株)成和技術 青木 拓也  (株)ミカミ・アイエヌジー 本郷 宏幸
 (株)総合防災ソリューション 小川 紘征  三郷市役所 1名
 (株)大進コンサルタント 平崎 幸一  横河電子機器(株) 杉田 育江
 (有)タイプエス 岸尾 寿  その他 4名
全参加者35名
所属団体名50音順 敬称略
個人情報保護の観点から会社名、個人名の掲載については許可を頂いている方のみ掲載しました。


一般財団法人河川情報センター 〒102-8474 東京都千代田区麹町1-3 ニッセイ半蔵門ビル
TEL.03-3239-8171(代)  FAX.03-3239-2434   E-mail frics@river.or.jp ※セキュリティー対策のため@は全角
Copyright (C) 2011 Foundation of River & Basin Integrated Communications,JAPAN