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平成25年度 河川情報シンポジウム 講演集
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平成25年度 河川情報シンポジウム 講演集

講演集表紙

◆ 特別テーマ ◆

チャオプラヤ川流域洪水予測システムの運用開始

 2011年のタイ国チャオプラヤ川流域での大洪水を踏まえ、タイ政府の要請を受けて2012年7月にJICAプロジェクトによりチャオプラヤ川流域洪水予測システムの開発が開始され、その具体の実施は河川情報センターが行った。2012年の洪水対策に少しでも役立つように、9月にプロトタイプのシステムを作りあげて暫定運用を開始し、その概要は2012年12月の河川情報シンポジウムにおいて「2011年チャオプラヤ川大洪水と新たな洪水予測システムの開発」として既に報告している。
 その後、一般公開して人々が活用する情報とするために、シミュレーションモデルの検証、実測データとのほぼリアルタイムでのキャリブレーションの導入、及び過去や現況の浸水区域表示の追加など、必要な精度と機能を持つシステムへの向上を図った。さらに当センターの公益事業費も投入して、災害時の政府内部での意思決定の参考にできるように、最適なダム・水門の操作や緊急排水ポンプ配置などを比較検討するための水管理シミュレーターを、RRIモデルを使用した同じエンジンを用いCommonMPなども活用して開発した。
 タイ政府関係者も一緒になってこれらの開発整備を進め、2013年9月からはタイ政府自身の運用による情報提供等が開始され、広くタイの社会で活用され始めている。

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高水流量観測の非定常性を克服する試み

 河川管理のための重要な要素として流量観測が実施されているが、一般的には流量を連続的に観測するのではなく、連続の流量値については水位から換算する方法が採られている。洪水時の水位流量関係には、流量の非定常性を原因とするループが発生することがあるが、その補正を、水面勾配ではなく水位の時間微分にもとづいて行う方法を提案し、数値実験と実際の流量観測値によりその可能性を示した。

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◆ 河川情報センター技術検討報告 ◆

河川構造物データの3次元化とデータベースの整備について

 我が国の社会資本ストック、特に河川構造物は建設後30〜50年経過しているものが多い。これらの河川構造物を適切に管理していくためには、構造が詳細に分るデータベースの整備が必要不可欠である。しかし、河川構造物データ、特にCADデータでは水文データや河川定期縦横断データのような照査が十分行われているとは言い難い。
 したがって、河川構造物データにおける品質を確保するための照査、及び適切な管理運用を行っていくため、河川構造物CADデータの三次元化及びデータベースの構築を行った。以下にその取り組みについて報告する。

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レーダ雨量計を活用したアラームメールシステムの運用について

 河川情報センターでは、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を契機としてレーダ雨量計を用いた洪水危険度情報をアラームメールで配信するシステムを構築し、甚大な被害を受けた岩手県と宮城県の職員に対し、試験運用を行っている。
 試験運用を開始してから2年が経過したことから、アラームメール配信地点への現地調査を踏まえたアラームメール配信地点の見直し、流下能力の再算出によるアラームメール配信基準値の見直しや、新たな地域でのアラームメール配信開始の検討を行った。
 以下にその取り組みについて報告する。

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XバンドMPレーダ(XRAIN)雨量データ提供社会実験について

 国土交通省では近年の豪雨対策として、避難行動や防災活動等に役立てるべく、従来の広域レーダ(Cバンドレーダ)に加え、より早く、より詳細に観測できるXバンドMPレーダ雨量観測の試験運用を開始したところである。WEB等による「コンテンツ提供」に加え、XバンドMPレーダ雨量データの「数値データ」を広く一般に提供することにより、避難行動や防災活動等に役立てることが期待されている。
 (一財)河川情報センターは、国土交通省の社会実験協力者に対する公募に応募し、社会実験の協力事業者の立場として、データの利用方法、加工・処理方法、利活用による効果及びデータ受信者からの提供方式への要望等について調査・分析したのでここに報告する。

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