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平成16年度 河川情報シンポジウム 講演集
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平成16年度 河川情報シンポジウム 講演集

講演集表紙

◆ 特別テーマ ◆

迅速・的確な洪水対応のための統一河川情報システムの活用について 統一河川情報システム(表現と活用シナリオ)

 平成16年は、新潟・福島豪雨、福井豪雨、観測史上日本本土上陸数最多を記録した台風にともなう豪雨など、全国的に水害が多発した年である。特に、急激な豪雨によって避難などの準備が十分でないままに生じた河川氾濫や土砂災害が印象強く残っている。
 地球温暖化の影響で、100年後には、夏の雨量が20%以上増加するとの報告もある中、ゲリラ的に頻発する局地豪雨を的確に捉え、速やかに出水対応を実施できる体制の整備が緊急の課題である。河川整備によるハード対策と大雨時の避難を適正に実施するソフト対策は、車の両輪として機能するものであり、河川情報を分かり易く,迅速に伝えることにより、河川管理の適正化、避難指示等の的確化、速やかな避難等ソフト対策の充実が期待される。
 統一河川情報システムは、そのような背景の下、幅広い対象者に、分かり易く、使いやすい河川情報を迅速かつ安定して伝達すること目的として構築しつつあるシステムである.

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ネットワーク上のアプリケーション間でデータを問合せ・応答する「インタフェース」の標準化について 統一河川情報システム(アーキテクチャとXML)

 国土交通省の全国の河川系部署には、河川の状況をリアルタイムに把握する河川情報システムが導入され、河川の水位・雨量などの収集・演算・伝送・表示を行ってきた。今までの河川情報システムにレーダ雨量データや他機関のデータを取り込むために、これを統一的に再構築する「統一河川情報システム」が計画された。
 本報文では、全体最適を指向した、この統一河川情報システムのアーキテクチャについて述べる。本システムは、河川情報の分野で初めて本格的にXMLを採用しており、その意義についても述べる.

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◆ 河川情報センター技術検討報告 ◆

レーダ雨量計を用いた分布型洪水予測システム(続報) レーダ雨量計を用いた過去降雨検索システム

 平成15年のレーダ雨量計全国合成システム運用開始以来、雨域の移動状況や雨量強度分布等、現況降雨についての定量的な観測が日本全土にわたり1kmメッシュ単位、5分間隔で可能となった。また、レーダ雨量計全国合成システムにおいて使用されているアルゴリズムを応用し、過去における各レーダ雨量計観測データを合成することによって、過去合成レーダ雨量を定量的に精度良く求めることが可能になっている。
 河川情報センターでは、レーダ雨量計による降雨観測及びそのデータの精度向上を基に、合成レーダ雨量を河川管理、ダム管理など防災対策に利用する方法の一つとして、レーダ雨量計を用いた過去降雨検索システムを開発した。これは、過去合成レーダ雨量をあらかじめデータベース化しておき、レーダ雨量計によって観測されている現況降雨と類似している過去降雨を検索するものである。
 ここでは、過去降雨の検索手法、利点や課題を述べるとともに、北上川ダム統合管理事務所管内を対象とした過去降雨検索システムを紹介する。

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観測所総点検から見た雨量観測の課題と改善方策について 水文観測データ高度照査システムの開発とその効果

 平成14年度に国土交通省の水文観測業務規程が改定され、観測データの照査が義務付けられるなどデータの品質管理がより一層重要となった。観測データの照査は、所管事務所が行う標準照査と、地方整備局等が行う高度照査の二段階に分けられ、それぞれの照査では、自動検出プログラムにより異常の疑いのあるデータを検出するAQC(Automatic Quality Check)と、検出されたデータを技術者が正常・異常を判断し、異常値と判断される場合には、補填、推定、あるいは欠測などの処理を行うMQC(Manual Quality Check)を実施する。
 (財)河川情報センターでは、国土交通省河川局が所管する観測データの高度照査を実施している。本報告では、高度照査のAQCを行う高度照査システムの概要を説明し、その効果について考察する。

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GIS版洪水ハザードマップの試作 洪水ハザードマップの認知と理解の向上を目指して

 頻発する集中豪雨等の洪水に対応するため、洪水ハザードマップの作成、公表が鋭意進められている。しかし、洪水ハザードマップは住民が認知し、その内容を理解して初めて効果を発揮するものである。このため、作成と公表の促進とともに、住民にその存在と内容を周知することが重要である。
 河川情報センターは、このような観点から洪水ハザードマップの認知と理解の現状を調査するとともに、その向上を図る周知方策の効果について分析、考察を行った。本報告ではその結果を示すとともに、市町村における周知方策の実施事例を紹介する。

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ロールプレイング危機管理演習の課題と改善策 水文水質データベースの発展の方向

 水文水質データベースは、河川行政事業を進めるための基礎データ管理システムとして構築された水系別データベース、及び水文水質観測データを公開することを目的として構築された全国データベースからなる。本稿はその中でも平成14年6月に情報提供が開始された国土交通省 河川局のWebサイト(名称:水文水質データベース)を中心に全国データベースについて述べる。情報提供サービスが開始されてから2年4ヶ月以上が経過し、これまでの水文水質データベースの利用状況を評価・分析することにより、ユーザサイドの視点から今後なにが必要であるかを整理した。
 さらに、データベース管理者の視点から、水文水質データベースの具備する要件について整理し、国際的な水文水質データ整備の動きの中で、わが国の水文水質データベースの利活用における発展の方向を提案する。

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街中での洪水関連情報の提供について 危機管理広報演習について

台風が過去最高の10回上陸、短期集中豪雨により新潟県・福井県・兵庫県等で大きな被害が発生するなど、平成16年は近年まれにみる水災害多発の年となった。そうした中、防災・減災の手段として行政機関から発信される情報の重要性が増してきている。
 ここでは、利根川上流河川事務所で実施している「危機管理広報演習」を例にとり、出水時に情報を受け取る側が「実感を伴い」「単純かつ迅速に理解できる」情報発信内容及び表現方法(広報手法)について検証する。

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