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第18回 河川情報センター講演会 講演記録
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第18回 河川情報センター講演会 講演記録

 黎明期の河川技術者に学ぶ防災・減災

○開催日時 平成22年10月26日(火) 13:00〜15:00
○開催場所 愛媛県県民文化会館(ひめぎんホール)
○講  師 古川 勝三 氏
 「宮本武之輔を偲び顕彰する会」副会長 「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」顧問
 「台湾を愛した日本人」著者
○講演内容
 台湾、高雄の日本人学校に3年間勤務した際知り得た、地元の人たちから「嘉南大シュウ(「土偏(つちへん)」に「川(かわ)」)の父」と呼ばれ尊敬されている八田與一と、講師の地元、松山市出身で信濃川大河津分水路の建設に当たった宮本武之輔の足跡を振り返りながら現在の若い技術者は如何にあるべきかについて講演していただいた。

 八田與一、戦前、香川県と同面積の防災(洪水対策・渇水対策)事業を、30代の若さで上司の理解の元、完成。八田技師の事業を行うに当たっての行動、言行を紹介する。(講演要旨1参照)

 なお、宮本武之助については時間の関係から別添講演要旨2によるものとした。

 

(概要)
 人には、生涯の中で優れた「師」、理解ある「上司」、良き「先輩、同僚、部下」に恵まれることが大事である。

 八田技師は、地域のこと、雨量、流量、地形等、流域のこと河川に関するありとあらゆる情報を目茶苦茶研究してその中から自分で予算計画、設計、施工計画を立てる。今でいうマネジメントを一人で行う。そのためには理解ある上司、いい部下に恵まれることが大事。八田は言う「ええ上司は作れんが、いい部下は育てることが出来る」と。

 また、新しいことを始めるには今までにない発想で取り組む。当時日本でも3台しかないショベルなど沢山の種類の重機を自らが渡米し大量に輸入、初めてで嫌がる作業員に、組み立て・運転・修理などを基本から指導して大型機械による初めての機械化施工により大事業を完成。

 現在においても、若い技術者は新しい発想で取り組むことが大事である。情報化が進むなか、その技術を研究し、新たなる工夫をし、そして実践することが庶民のための防災に結びつくとともに、それが新しい情報提供の発想につながる。自己選択、自己決定、自己責任そういう自分作りとたゆまぬ研究心が自信と独創性を生む。

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